最優秀賞(賞金5万円) |
作品タイトル:「寄り添い、見守られる」 秋田工業高等専門学校 3年 安藤 星空(あんどう そら)さん |
![]() 総評: 白神山地というだけで神秘的で、もしここに家が建てられるなら、という夢が膨らむ案である。丸型の平面なので、どの方角にも景色を眺められ、温泉につかり、この地で眠り、朝目覚めることができるならどれだけ幸せだろう。(加藤哲建築事務所) 「秋田→白神山地」女性らしい色彩の綺麗さ、メルヘンチックな円形建物の複合体は夢があり非常に可愛らしいです。男性的な白神山地とは間逆な発想ですが、面白いほどマッチしています。また、しっかり考えられた動線計画、屋上に作られた森スペース、露天風呂は南国のリゾート地を思い浮かべます。秋田の白神山地を堪能していただけそうです。(テクノホーム秋田) |
加藤哲建築事務所 賞(賞金1万円) |
作品タイトル:「ながらコミュニティ」〜人々の拠り所をつくる集合住宅と美容院の提案〜 秋田工業高等専門学校 5年 舘岡 浩志(たておか こうし)さん |
![]() 総評: 単に美容院がテナントとして入っているのではない。2階に居を構えて、そして美容院を営んでいる点がミソである。また、中心部にほど近い開放的な位置にシャワー台があり、カットルームがある。月に一度といった通常の利用ペースではないのだろう。ここを頻繁に利用できる仕掛けがあるに違いない。 毎晩シャンプーをしてくれるサービスがあれば、良い気分転換になるし、カットルームやメイクルームが日常的に使えるのであれば、いつも綺麗でいられる。いずれにしろ、先進的な美容院の在り方が提示されている。 専門職の人間が地域に住みながらにして地域貢献を成すような、一歩進んだ人と人の関わりあいの形が模索されている。つまり、美容院の数だけが秋田らしいのではなく、いつも綺麗でいたいといった秋田人の気質を上手く転用しようとしているのではないか。井戸端会議は、そういう客の満足度が上がると自然に生まれるだろう。 土崎という土地柄についてもより踏み込めると面白かったが、これまでの秋田には無い、前向きなコミュニテイー形成を予感させる家である。 |
共和ホーム 賞(賞金1万円) |
作品タイトル:「山路を降りながら〜秋田の伝統に触れる家〜」 秋田工業高等専門学校 4年 鈴木 貴大(すずき たかひろ)さん |
![]() 総評: まげわっぱ制作、アトリエということでとても秋田らしさがでていると感じました。 また斜面という土地をうまく使い、2Fにアトリエを設け、お客様がそのまま入ってこられるような形にしたのもとても感心しました。 |
テクノホーム秋田 賞(賞金1万円) |
作品タイトル:「SYMBIOSIS 自然による共生」 秋田工業高等専門学校 5年 伊藤 那央也(いとう なおや)さん |
![]() 総評: コの字型の外観に中庭を取り入れる住宅設計はよく使われる設計技法ではあるが、「自然→秋田」「自然→宇宙」と捉えているスケール感や、どこの部屋にいても森の中(中庭)、池の効果(水盤)を感じられる事、また、大家族の中にも個々のプライベート空間を重んじ、自然と共生のこだわりが感じられるのが面白い。全体のイメージは酒田にある平屋の土門拳記念館を思い浮かべました。 |
松美の家 賞(賞金1万円) |
作品タイトル:「庭を通る〜豊かな自然と暮らす秋田の家〜」 秋田工業高等専門学校 3年 種倉 栞(たねくら しおり)さん |
![]() 総評: 「花」をコンセプトに、みんなの庭、陽の庭、陰の庭、低木の庭、2人の庭という5つの庭と、住居、アトリエ、工房といったスペースをゾーニングし、「家」と「庭」を一体と考え明るく豊かな暮らしを提案したいという思いが、当社が考える家造りのコンセプトと合致しており、松美の家賞とさせて頂きました。 段差を活用した庭の造りや、高低差を利用した中庭やテラスの配置によって、リビングにある大きな開口部からの一体感と美しい景観を提案しており、家族みんなが自然と触れ合い楽しく心豊かに暮らしている情景が想像できます。秋田市のシンボルツリーであるケヤキやシンボルフラワーのサツキ等を庭づくりや景観、内外装等に提案することで、より秋田らしい住宅の作品になったと思います。 |
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